『どちらの言葉を使うか迷った場合』では、『どちらの言葉を使うか』と『迷った場合』の間に何の助詞がここで省略されていますか？

そして、『世間一般』と『物事一般』の格助詞での適切な言い換えは何でしょうか？『世間の一般』に分解すると不自然になりますので、格助詞での適切な言い換えは本当に知りたいです。

Question

『どちらの言葉を使うか迷った場合』では、『どちらの言葉を使うか』と『迷った場合』の間に何の助詞がここで省略されていますか？

そして、『世間一般』と『物事一般』の格助詞での適切な言い換えは何でしょうか？『世間の一般』に分解すると不自然になりますので、格助詞での適切な言い換えは本当に知りたいです。

-tomo_tomo- · Answer

@kotoam67

・どちらの言葉を使うか"を"迷った場合
・世間"で"一般"的に"
  という意味ですが、助詞などを含めず一つの言葉として使われることが多いです。

なお、物事一般 は、私の記憶では聞いたことがないのでわかりません。

seaman1372 · Answer

１．
「どちらの言葉を使うか」は語末の「か」自体が助詞です。
この場面では「どちらの言葉を使う（べき）か」と、べきの文字が省略されています。
更に助詞を挿入する場合、「どちらの言葉を使うか『で』迷った」などになると思います。
この場合、文の構造は「どちらの言葉を使うべきか（の問題）で迷った」になります。

２．
「世間で一般とされること」を意味する『世間一般』は四字熟語となっておりますので、通常は格助詞を入れません。
例えばラテン語の格言"VOX POPULI VOX DEI"は日本語で「天声人語」と訳されますが
これに無理やり「天の声は人の語」と助詞を挿入しても、同様に不自然に聞こえてしまします。

物事一般はあまり聞かない表現です。ですが、世間一般が既に語として存在しているため
「一般」という文字に既に「一般とされる事」という意味合いが存在していると判断できるので、
「物事『の』一般」を意味する語であると判断できます。
そのため、不自然に聞こえる『の』を挿入しても問題ないと思えます。

seaman1372 · Answer

@kotoam67 
1) 
『を迷う』は文法的に問題がない表現です。
例えば、「道を迷う」という日本語がありますが、この表現は「道に迷う」とは違った意味合いを持つものの、問題のない表現になります。

2)
『物事一般』は世間一般からの造語の様に思えますが、
世間一般は歴史的な言い回しですので、特に元となる言葉はありません。
しいて言うならば、日本語の元になった古代中国語などではないかと思えます。

seaman1372 · Answer

すみません、質問の意図を勘違いしていたようです。＞＜
『世間一般とされることでは』と『世間一般とされることから言えば』は正しい表現です。
もし、今回の回答にもご満足いただけないようでしたら、フランス語で質問して頂けたら、機械翻訳を用いて、より正しく質問を理解できるかもしれません。

seaman1372 · Answer

@kotoam67 
１）
仰る通り、「どちらの言葉を使うべきかを迷った場合」は正しい日本語です！

（『道を迷う』は、概ねそうです。
　たまに、人として正しくない行いをすることを指すことがあります。これは道教と言う古い中国の宗教の影響です。）

２）
はい、二つとも一緒です！

seaman1372 · Answer

私がその場面で「世間一般」を自然に言い換えるなら「世間で一般とされるところでは」にしますが
「世間で一般とされることでは」でも十分に通じる物ではあると思えます！
またこの場合、「ところ」の言葉は実際の土地や場所ではなく、あいまいな場の考えを指すので意味を深く考えずとも好いと思います。

seaman1372 · Answer

『こと』の意味は、伝統的な日本文化の「『こと』と『もの』の差」が関わってきます。
もの（物）は曖昧さを表し、例えば「ものさびしい」は「言葉にはできないけどなんとなくさびしい」と言った意味になります。
こと（事）はハッキリした事を表し、例えば「事件」などはハッキリ起こった存在です。
現在ではさほど使い分けられてはいないので、使い分けに神経質になる必要はありませんが……。
そのため、「世間で一般とされること」という表現の「こと」は、世間一般のハッキリしたルール、社会的な規則のようなイメージを受けます。

「十分に通じるものではあると思えます。」の主語は、実は私です。
この場合、「える」は直接的には可能性を意味している語なのですが、それによって、自分の言葉をやわらげる働きがあります。
敬語の一種類の様なものです。
そのため、意味合いはおおよそ同じですが、厳密には変わってきます。

seaman1372 · Answer

@kotoam67 
物と事の理解は少し難しいかもしれないので、追記をさせていただきます。

「人間というもの」は「人間ということ」へとは置き換えられません。
これは、人間という具体的な存在に対して、その言葉に曖昧さやある種の余韻を持たせるために使うからです。

「人間であるということ」は「人間であるというもの」へとは置き換えられません。
これは、人間であるという哲学的で曖昧な状態に対して、その言葉に具体的でハッキリした存在を持たせるために使うからです。

事/物は、それぞれ「曖昧な/具体的な」存在に働く言葉ですが反対の働きをします。
つまり、「具体的な/曖昧な」意味を持たせる働きを。

seaman1372 · Answer

１）
はい、同じ意味です。
２）
はい、三つの表現と同じ意味です。
３）
同じ意味です。

@kotoam67 さん、完璧です！

seaman1372 · Answer

@kotoam67 
1) はい、対象を表す「に」です。
２）はい、同じ意味です。
３）はい、同じです。

こちらも完璧です！

seaman1372 · Answer

@kotoam67 
そうです！
他にも質問はありますか？

seaman1372 · Answer

おそらくは並列助詞的な『と』かも知れません。
『日本は公人と分けられている』は次の文章が短くされた文とも取れます。
『日本は（人が）公人と（私人に）分けられている』
これは「日本では人がAとBの二つに分けられている」と同じです。
この場合、『と』は並列助詞ですよね？

この回答で満足いただけるでしょうか？

seaman1372 · Answer

あり得ます。
「私人が公人と分けられている」と、「私人と公人に分けられている」では
注目している部分が「私人」なのか、「分けられている」なのかで文が変わります。
「AがBと分けられる」はAの存在に注目している文です。

seaman1372 · Answer

文法的に詳しい事はわかりかねますが、動作の対象を表す「と」
と、
「私人が『公人と（私人と言う状態に）』分けられている。』の省略
私はそのどちらの「と」にも取れます。

seaman1372 · Answer

そうです！
公人と私人の二つが存在する状態を表しています！

seaman1372 · Answer

いえ、論理的にはそうなのですが
実は「私人と公人」に分けられる前が文脈的に明瞭であるので、そう書けるだけで
実態としては「私人が『公人と（私人と言う状態に）』分けられている。」は「人が公人と私人に分けられている」という文を表します。

つまり、「A&Bというものが、AとBに分けられる」という事が明瞭な時に「AはBと（Aに）分けられている」と言えると私は思います。
これは、二重表現を用いる事でAが強調されているのです。
とはいえ、日常会話でここまで文法的な話を意識されることはありませんが。

seaman1372 · Answer

１）
私人と公人に分けられる前「の状態」を指します。
「人という存在は『私人と公人』の二つに区分できる」存在ですよね？
このとき、ここで私人と公人に分けられる前は「人」になります。

２）
されるは敬語のされるですね。
受動的な意味はありません。
つまり、私やあなたのような特定の個人ではなく、日常的に日本語を話す人について話していて
「（日本語を日常的に話す人々は）文法的なことを意識されません」→「意識しません」と意識してくだされば。

そして、大変申し訳ないのですが
私はそろそろ別の用事を済ませなければならないので、しばらく返信する事が出来なくなってしまいます。
なので、24時間以内に返信する事ができるとは思いますが、もし質問が他にあったとしても1時間以内に返信する事は出来ないでしょう。
中途半端なところでセッションが終わってしまい、申し訳ないです！＞＜
他に質問があったならば、また私が返信するのを待つか、別の質問トピックを立て、他の人に聞いて頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします！

seaman1372 · Answer

@kotoam67 さん、お待たせしました！

『と意識してくだされば』はここで『と意識してくださればよろしいです』と同じですか？

という質問については、はいと答えさせていただきます。
日本語ではしばし、「○○して頂ければ」といった表現が出てきますが
殆どの文脈では、「○○して頂ければよろしいです。」と言った意味を持ちます。

例えば

A「図書館に行きたいのですが、道に迷ってしまいまして……」
B「図書館はこの道をしばらくまっすぐ進んだら小学校が見えますので、手前で右に曲がってくだされば」
A「ああ、わかりました。どうもありがとうございます。」

上の会話では、図書館への道を教えてもらいたいAさんに、Bさんが図書館への道を教えています。
この場合も、Bさんの発言は「小学校の手前の道で、右に曲がれば図書館に行ける。」という意味になります。

seaman1372 · Answer

「手前の～～」は、実際に「自分の目の前」を指すだけではなく、観察者から見て手前にある方の物を指すことがあります。
この場合、小学校の前にある道の事です。

説明のために図を用意しました。
△がAさんの現在位置です。
△の位置から小学校へまっすぐ進むと、オレンジ色の道と青色の道の2つの道が右に見えてきます。
この場合、手前の道はオレンジ色の、奥の道は青色の道を意味します。

seaman1372 · Answer

1)
はい、方（ほう）ですね。

2)
（手前にある方）の（物）になります。
仰る通り、『手前にある』は『方』に係っています！

3)
仰る通り、同じです！

seaman1372 · Answer

そうですね、「Xの手前の道」という表現は
「観察者から見てXに空間的にごく近い」という条件と、
「道が複数ある場合、観察者に比較的近い」という条件の二つを満たしている道を指しています。

そして、「Ｘの手前の道」は「（Ｘの手前）の（道）」と同じです！

seaman1372 · Answer

@kotoam67 
完璧です！

seaman1372 · Answer

@kotoam67 
すみません。送られた質問への返答をアップロードしたはずなのですが、
確かに前後のやり取りが丸ごと消えていますね。
今こちらの手元にその返答のデータが残っていない状態です。
かなり長い文を送ったので、詳細も思い出す事もできません。
また質問を送ってくだされば同様の返答できるかもしれませんが……
現状、再び同じ返答を送る事はできません。申し訳ないです＞＜

seaman1372 · Answer

1)
はい、手元は手の届く範囲という理解でよいですよ。
今回は、転じてパソコンのデータに残っていない事を意味しています。

2)
こちらに関しては誤入力、脱字です……。

seaman1372 · Answer

@kotoam67 
同じです。
更に言えば、『パソコン内部に保存されているデータに、返答した内容のデータが残っていない事』と同じです。

seaman1372 · Answer

成り立たせようと思えば
１．『[誰か]に（Aという）内容を返答した』
２．『[誰か]が話していた内容について返答した』
３．『（与えられた）[何か]の内容に（ついて）返答した』　という3つとも存在しえますが
この場合、
「私が@kotoam67 さんに、[質問に対する回答]という内容『の』返答を『送った』」状況ですので、
しいて言うならば、１が一番適当です。

seaman1372 · Answer

はい、他動詞です。
　自動詞と他動詞の見分け方を紹介します。

自動詞
「ドアが開いた」　「ドアが閉まった」　「ドアが壊れた」
「文字が消えた」　「返答が来た」

他動詞
「ドアを開けた」　「ドアを閉めた」　「ドアを壊した」
「文字を消した」　「返答をよこした」

上の様に、日本語には自動詞と他動詞であまり変わらない物が多いです。
　そこで注目すべきことがあります。
　それは、「主語が無生物主語であるときに自動詞には助詞の『が』をつけることができ、他動詞では助詞の『を』を付けることができる」という事です。
　これを逆手に取れば「自動詞に『を』を付ける事も、他動詞に『が』を付ける事もできない」という事になります。
　ここで、無生物主語の文での「返答する」に「が」と「を」を付けてみましょう。
「質問その１が返答する。」「質問その１を返答する。」
　後者の方が自然ですね。そのため、他動詞と判断できます。

追記
　@kotoam67 さん、日本語学習の時には、どうしても知らなくてはならないことがあります。

それは、「『この文は文法的に成り立つか否か』よりも『どの文が文法的に最も自然か』を優先すべき」という事です。
　『文法的に正しいか』つまり『文法的に成り立つか』を問われてしまうと、
文法的に明らかに間違っている場合を除いて、
こちらとしてはたとえそれがどんなに不自然に思えても『正しい』『成り立つ』と肯定するしかないのです。
　極端な例ですが、先程の「質問その１が返答する」も、「質問その１」がおとぎ話や絵本の中のように命をもっている場合には文法的には成り立ってしまいます。
「質問その１」という名の生物がいると、絵本の中に出てきてしまったら、その絵本の中では「質問その１が返答する」も成り立ってしまうのです。これは、「質問その１」が文脈的に無生物主語ではなくなってしまったからです。

このような「学習に対する姿勢・心構え」などといった初歩的な事をわざわざ申し上げるのは失礼とは存じますが、どうかお許しください。
　またこの「不自然に思えても成り立つと言わざるを得ない事」について詳しい説明もできますが、あまり失礼を働きたくないので説明して欲しい旨があるまでは控えます。
　差し出がましい事を申して失礼いたしました！＞＜

seaman1372 · Answer

@kotoam67 さんの事を考えて進言させていただきました。自分でも不躾な言い方になってしまった事は理解していますが、どうか気分を害さないで頂けると幸いです……。

seaman1372 · Answer

@kotoam67 
１）『説明して欲しい旨があるまでは控えます』では、『旨』は『重要なもの』と同じ意味ですか？
旨<むね>とは趣旨、意向などを意味する単語です。
つまりこの場合、『説明して欲しいという要望があるまで控えます』と言い換えることができます。

２）『説明して欲しい旨』の述語形は『あなたが私に旨を説明して欲しい』ですか？
１）で説明したように、説明してほしい旨とは「説明してほしいという要望」と置き換えられますので
「説明して欲しい旨がある」で一つの意味を持った文になります。
この場合、「旨がある」は「（あなたが）要望を伝える」や「（わたしが）要望を伝えられる」と置き換えることができます。

３）『自分でも不躾な言い方になってしまった事は理解しています』では、『自分でも』はここで何の用言に係っていますか？『理解しています』に係っていますか？
はい、その理解でよろしいです。

４）『気分を害さないで頂けると幸いです』では、『気分を害さない』は『あなたが自分の気分を害さない』と同じですか？私はそのように理解しました。
はい、「@kotoam67さんが@kotoam67さん自身の気分を害さない」と同じです。
ただし、自分という日本語は文脈や喋る人の出身（例えば東京で育った人と大阪で育った人などの、育った場所の違い）によって、一人称にも二人称にもなるので、注意が必要です。

５）『気分を害さないで頂けると幸いです』では、『気分を害さないで頂ける』は『不愉快な気分にならないで頂ける』と同じ意味ですか？
はい、同じです。

seaman1372 · Answer

はい、そうです！

seaman1372 · Answer

はい。
例えば財布の中身を整理している時などを想像してください。
「財布の中身が紙幣と硬貨に分けられている」と言った表現以外で、その状態を表そうとすると
「紙幣が硬貨とわけられている」という言葉の方がより自然ですが
「紙幣が硬貨と紙幣とに分けられている」も、最近の若者の言葉としては聞かない事もないです。

とは言え、やはり動作の対象を表す「と」して「と」を使っている方が大半だと思います。
後者は、先述した『不自然に思えても成り立ちうる』文になります。

seaman1372 · Answer

追記
『AがBとAに分けられている』は、日本語としては二重表現の文になります。
二重表現は例えば『頭痛が痛い』『違和感を感じる』『歌を歌う』『若い少年』『火事を鎮火する』と言った表現です。
これらは数十年前の日本などでは誤りとされていた表現です。
しかし、最近の日本では文法的に間違ってはいない表現、つまり正しい表現となります。

『頭痛が痛い』のも、例えば他に腹痛や関節痛を感じていれば、『（特に）頭痛が痛い』と言えますし
同様に『違和感を感じる』のも、『歌を歌う』のも、『火事を鎮火する』のも、『若い少年』も
全て文意を強調するための、現代の正しい日本語です。
言葉を単純に繰り返すだけで強調されるので、特に若者からよく聞きます。

seaman1372 · Answer

@kotoam67 
１）
「はい、同じです。」と答えたいところですが、脱字をしてしまったようです。
仰られた『やはり動作の対象を表す「と」として「と」を使っている方が大半だと思います。』が正しい日本語です……。

２）
はい、同じです！

３）
先述したのは私という人であり、文を対象とした文章になります。
よって、述語形は「文を先述した」となります。

４）
私は『～ないこともない』というセットを『～可能性もある』と理解しています。

はい、その理解が正しいです！
また、『～ないこともない』は『有るとハッキリ言う事はできないが、無いとハッキリ言う事もできない』ことを、婉曲的に表現している時の表現です。
なのでここでの可能性は、とても高いわけでもとても低いわけでもないです。

５）
はい。お考えになられている通りで、書き間違いではないです。
近代までの日本語は「AとBと」という表現が自然で「AとB」は不自然な表現でしたが
近代以降の日本、つまり現代の日本では両方認めらている表現です。

６）『「財布の中身が紙幣と硬貨に分けられている」と言った表現以外で、その状態を表そうとすると「紙幣が硬貨とわけられている」という言葉の方がより自然です。』では、『以外で』はここで何の用言に係っていますか？文末の『自然です』に係っていますか？

いいえ、これは間違いですね。
これは句読点の位置が原因で読みづらくなってしまっているのですが、
「以外で（係り）～表そうとする（受け）」になっています。
よって、係っているのは『表そうとする』になります。

確認のために、文を分解してみることにしましょう。
『「財布の中身が紙幣と硬貨に分けられている」と言った表現以外でその状態を表す事にしましょう。そうすると、「紙幣が硬貨とわけられている」という言葉の方がより自然です。』と言った二つの文章で同じ文意を表現できますよね？
この２つの文では、『以外で』は『表す事』に係っています。そのため、元の文でも『表す事』に該当する『表そうとする』に係ります。

句読点、とくに読点の使用方法は厳格な規則が定まっているわけではないので、
人によって、読み上げる時に息継ぎをする場所に打つことも意味上の区切りで打つことも、両方あり得てしまいます。
例えば一行上の文は『人によって読み上げる時に息継ぎをする場所に打つことも、意味上の区切りで打つことも両方あり得てしまいます。』と読点を打ち直すことができます。
中には、読点を、文節ごとに、区切るように、打つ人もいます。
その逆で、例えば新聞記者などではまったく打たない人もいますし、「読点は自分で読み上げる時に、自分で好きなように打ち直しても良い」と思ってもらっても構いません。

７）
はい、同じです！

seaman1372 · Answer

@kotoam67 
１） 
はい。ですが、すでに『仰った』という言葉の時点で尊敬語表現になっている事は注意すべきです。
日本語では、おそらくはすべての言語でも、敬語表現がだんだんとその意味合いが薄れる、つまり尊敬語が尊敬語として機能しないような事態に陥る事があります。
例えば「仰る」がさほど丁寧で畏まった表現に聞こえないなどです。

面白い例なのですが、味噌汁という料理を非常に丁寧な表現で書こうとすると『御御御付け』<おみおつけ>と書けます。
これは、もともと『付け』が、ご飯に付属してくる料理という意味合いを持っていて、婉曲的に味噌汁を意味しています。
『付け』を丁寧に『御付け』としたものが、時代を経るにつれて『御御付け』となり、
そして更に時代を経ることによって『御御御付け』という表現ができました。

このような表現は言葉が古くなることによって生まれる多重敬語なので、比較的新しい敬語表現には使えません。
そのため、どの敬語表現が多重敬語を容認するのか一つ一つ覚えていく必要があります。

３）『先述したのは私という人であり、文を対象とした文章になります。』では、『文を対象とした文章』は『「不自然に思えても成り立ちうる」を対象とした文章』と同じですか？
私にとっては、『文を対象とした文章』の『文』はここで「不自然に思えても成り立ちうる」を指しています。

そうですね、最終的にはそうなります。
以下の説明が複雑になってしまうので、勝手ながら【】で注目すべき【文】という単語をを印付けしていきますね。
この【文】は『『【文】を対象とした文章』の述語形は何か？』という問いに対する説明にでてきた【文】です。
よって、一般論としての『【文】を対象とした文章』という表現の述語形を答えています。
そのため【文】は直接的には一般名詞としての【文】を指します。
しかし、この【文】の出所は「不自然に思えても成立しうる文」の語末なので、
全体の文脈から判断すると【文】は一般名詞としての【文】を意味するだけでなく
「不自然に思えても成立しうる文」を指しているのだと考えられます。

４）
はい、同じです！

６）
a）『これは句読点の位置が原因で読みづらくなってしまっている』は『これは句読点の位置が原因であって、（これが）読みづらくなってしまっている』と同じですか？

いいえ、違います。
『これは句読点の位置が原因で読みづらくなってしまっている』にでてくる『これ』という言葉がここで意味するのは『ここで生じた不都合』や『この問題』などです。
質問に挙げられた文は次の様な文が短くなっているのだと解釈します。
『この問題は句読点の位置が原因で例に出された文が読みづらくなってしまっている事に起因する』
なので、『これは句読点の位置が原因であって、（これが）読みづらくなってしまっている』は、同一の文に出てくる2個の「これ」という言葉の指すものがそれぞれ異なってしまいますので、不自然です。

ｂ）
御明察です。そこに係っています。

ｃ）
そうです！

ｄ）『中には、読点を、文節ごとに、区切るように、打つ人もいます。』では、『読点を』はここで『打つ』だけに係っていますか？

そう言えない事もないですが、完全に『打つ』だけに係っているとは言えません。
次の画像は係り受けに関する有名な画像です。
https://pbs.twimg.com/media/ERSr9r9UUAEgE0R?format=jpg&name=4096x4096
「頭が赤い魚を食べる猫」は複数の解釈をすることができる文、多義文と呼ばれる文です。
画像の上から一番目の例では、「頭が赤い」という文が「魚を食べる猫」という文に係っており
画像の上から二番目の例では、「頭が赤い」という文が「魚を」という文に係っています。

画像から係り受け自体、そこまで厳密な規則に従うわけではないという事がお分かりかと思います。
『中には、読点を、文節ごとに、区切るように、打つ』という文は、
『読点を』は『文節ごとに、区切るように、打つ』に係ってると受け取ってもいいですし
『読点を』は『区切る様に、打つ』に係っていると受け取ってもいいのです。
どちらの場合も、文意は『読点を』が『打つ』だけに係っていると受け取った場合と変わりませんからね。

ここでもやはり『どれが一番自然か』の判断が重要になってきます。
私個人としては『打つ』だけに係っているが一番自然に思えますが、一応念のために説明させていただきました。

e）
はい、その理解でよろしいです。

ｆ）
はい、係っています。

seaman1372 · Answer

１）
a） & ｂ）はい、係っています。
ｃ） &  ｄ）　はい、同じです。
３）
a）　ｂ）
はい、そうです。

ｃ）
文脈的には適切です。
しかし、「～に答える」と「～を答える」の二つの言葉の間では少し使用方法が異なってきます。
「～を答える」の具体例を示します。
A「あなたは日本人ですかという問いに、日本人は「はい」を答える。」
B「過去の行動を神父に問いただされたので真実を答えた。」
Aでは「～を答える。」は「～と答える」と置き換えても同じです。
Bでは「～と答える」と置き換える事はできません。
これは、「はい」は質問で提示された選択肢のうちの一つとみなせるためです。
例えば、「～という問いに対する答えは、選択肢の①②③のうち、どれが正しいですか？」と聞かれたときに
「②を答える」や「②と答える」と言えます。

６）
はい、同じです。

７）
いえ、『係っている（の）が』の『の』は省略しても成り立ちます。

８）
はい、正しい理解です。

９)
はい、その理解で正しいです。
『行を改める』と書いて、『行を新しくする事』、つまり『～を前の行から次の行へ移動させる』を意味します。

全体的に、解説すべき場所がなくなってきました。素晴らしい理解です！

seaman1372 · Answer

１）ｃ）

適切です！　特に真実を答えたの理解は、日本語の省略を良く理解できています！

７）
『私個人としては「打つ」だけに係っているが一番自然に思えますが、一応念のために説明させていただきました。』では、『係っているが』の『が』の意味は何でしょうか？

主格を表す格助詞の『が』は名詞や名詞に準じる語だけに付くことができますので、『係っているが』の『が』は主格を表す格助詞の『が』であるはずがありません。つまりは、『けど』と同じ意味の逆接助詞の『が』でしかありません。そして『係っているのが』の形式名詞の『の』を省略すると意味は全く変わります。

主格を表す『が』が適切です。
『主格を表す『が』は名詞や名詞に準じる語だけに付くことができる』と理解できているのはとても素晴らしいです。
そこまで理解できていたら、後は「名詞に準じる語」の範囲を理解するだけです。

例を挙げます。
「太郎くんはお腹がすいたなあと思いました。太郎くんが次に取る行動を次の選択肢から選びなさい。」
A：リンゴをたべる。
B：トイレに行く
C：鉛筆を買いに出かける。
ここでは、『「A：リンゴを食べる」が正解です。』

上の様な選択肢は、文と言う物ですからそのまま物として、つまり名詞に準じる語として扱う事が出来ます。
意味を持った文に対して、刑式名詞の「の」を省略しても、あたかも文末に名詞に付いているように『が』を使う事ができるのは
そういった判断がなされるからです。

９）『～を改行する』のより分かりやすい言い換えについては、『～を現行（げんぎょう）から次の行の先頭へ移動させる』も正しい日本語だと思いますか？

文法の観点からはとても自然な日本語です。
しかし、「何かを次の行へ移動させる」とき、たいていの場合は「次の行の先頭へ移動させる」ので
「の先頭へ」は省略してもいいと思われます。
つまり、『～を現行から次の行へ移動させる』としても良いでしょう。

逆に、ある文を次の行の行末へ移動させるといった特殊な行為をするときには、必ず「次の行の行末へ移動させる」と言う必要があると思います。

７）の質問は、日本語文法に対して深い理解がないとできない質問です。
素晴らしいと思います！

seaman1372 · Answer

１）はい、係っています。

９）
はい、『「～を現行から次の行へ移動させる」としても良い』はここで『「～を現行から次の行の先頭へ移動させる」を「～を現行から次の行へ移動させる』というようにしても良い』と同じです！

１０）
はい、全て適切な理解です。
『ＡをＢとする』は『ＡをＢというようにする』という理解で良いです。
そして仰る通り、『する』はここでは『ならせる』という意味、つまり使役的な意味を持っています。

完璧です！　とうとう何も訂正する物がなくなりました！
このトピックでのセッションはこれで終わりでしょうか？
もしそうであるなら、先にお別れの挨拶を書かせていただきます。
あなたの様に礼儀正しく、優秀で、そして日本語の学習意欲が高い人と会えて良かったです！
長い間、お疲れ様でした！

seaman1372 · Answer

『７）の質問は、日本語文法に対して深い理解がないとXができない質問です。』
ここでの主格はあなたです。
「あなたは、日本語の文法に対して深い理解がないと、７）の質問はできないです！」と意味は同じです！
@kotoam67 さん、あなたの日本語文法に対する理解の深さを称賛しているのですよ。

そして『とうとう何も訂正する物がなくなりました！』は『とうとう、訂正する物が何も（＝どんなことも）なくなりました！』と同じですか？
はい、同じです！

seaman1372 · Answer

はい、それで問題はないです！
ただ、「実現が不可能な」は「実行不可能な」にして、
「AはBと同じ」は「AはBということと同じ」にした方が自然かもしれませんね。

seaman1372 · Answer

はい、
『「あなたは、日本語の文法に対して深い理解がないと、７）の質問はできないです！」と意味は同じです！』は
『意味は、「あなたは、日本語の文法に対して深い理解がないと、７）の質問はできないです！」と同じです！』
と同じです！

間違いは誰だってしますので、気にする事はないですよ。
ところで、今日もあと1時間くらいしかセッションが続けられないので
その点はご理解ください。
いつも短い時間しかセッションできなくて申し訳ないのです！＞＜

seaman1372 · Answer

@kotoam67 
はい
『世間で一般とされることでは』、『世間で一般とされることから言えば』、『世間一般では』、『世間一般から言えば』
これら４つは同じ意味の言葉です。

はい、それで問題はないです！ただ、「実現が不可能な」は「実行不可能な」にして、「AはBと同じ」は「AはBということと同じ」にした方が自然かもしれませんね。

@kotoam67 はい『世間で一般とされることでは』、『世間で一般とされることから言えば』、『世間一般では』、『世間一般から言えば』これら４つは同じ意味の言葉です。

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はい、それで問題はないです！
ただ、「実現が不可能な」は「実行不可能な」にして、
「AはBと同じ」は「AはBということと同じ」にした方が自然かもしれませんね。

@kotoam67
はい
『世間で一般とされることでは』、『世間で一般とされることから言えば』、『世間一般では』、『世間一般から言えば』
これら４つは同じ意味の言葉です。